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世界遺産自然申請について新聞やメディアでよく言われていることに、富士山はゴミの山だから難しいのでは・・
と言うことですが、富士の広大な裾野の一部にはそのような所も有るかもしれません。しかしメディアの情報だけを信じている多くの方々は、まるで富士山に登る登山者がゴミを捨てた結果汚い山になってしまったと、理解するはずです。先日も富士山に登ってきましたが、登山者が捨てたゴミなどは皆無です。富士山と言わず多くの山でも登山者の捨てたゴミは殆ど見受けられません。登山者のモラルが非常に上がった結果、ゴミを捨てるような不心得者は見ることがありません。しかし新聞やテレビなどのメディアに至っては現実を全く無視した報道を行っています。ただ私が心配しているのは、チョット観点が違います。富士山を世界自然遺産に申請するには未だ他の問題が有るのではないでしょうか。以前白神山地が世界自然遺産に登録されたとき、JRの宣伝でこういうのが有りました。”誰も来なかったから自然遺産に登録された、行きたい方はJRの東北新幹線を利用すると便利です。”このコピーを皆さんはどう思いますか? ナンセンスで文化の香りもない商業本意のコピーです。世界自然遺産として永久に残したいのならコピーの前半でも言っている、誰も行かないことが最上の方策です。それなのに誰でもいいからどんどん人間を集めて、山道を整備し自然を崩壊するような宣伝をしています。天下のJRでしたらこのような愚かな宣伝はすぐに止めるべきだったでしょう。しかしこの宣伝はかなり長く続いていました。きっと文句を言った人が少なかったのでしょう。これも少し前の話ですが、ある有名な清涼飲料水の会社が、テレビ用のCFをオーストラリアかニュージーランドで撮影しました。木の上のツリーハウスの上でこの清涼飲料水をおいしそうに飲むと言う内容でしたが、そのツリーハウスに上り下りするためのハシゴを固定するため、直接、太い木の幹に太い釘を打って止めていました。私もこのCFを見たとたん、これはまずいのではと思いました。おそらく私以外にも多くの方が同じように感じたのではないでしょうか。結局、このCFは会社側がすぐに謝罪し、取りやめになりました。このCF制作のディレクターの頭の悪さには驚かされました。民間会社の対応は早く、罪を認め謝罪しました。こちらはある意味で評価しています。白神山地の件ではJR
が自然遺産に登録されたことで、話題に上ったこの機会に乗車率を上げることしか考えていません。人間が一杯行って将来、自然遺産の登録を抹消されても構わないと言う、身勝手さが受け取れます。民間になったと言っても独占企業です。自然を愛する人々はもっと厳しい見方をしても良いのではないでしょうか。これと同じようなことが富士山でも行われています。多くの人に登ってもらうため、山道を大型機械で整備していました。この他にも富士山には大きな問題があります。山小屋です。数は分かりませんが、多くの山小屋がシーズになると営業しています。この山小屋が劣悪なのです。富士山に登られた方は感じると思いますが、山道の砂利の中にガラスの破片が一杯見受けられます。このガラス瓶の破片は登山者が捨て物では有りません。現在では山小屋で出たゴミ類は全て山小屋がブルトーザー等で全て降ろすことになっていますが、20年程前までは山小屋の裏にガラス瓶の場合は小さく割って捨てていました。このガラス片の山が雪解けとともに全山に広がったのです。鉄の空き缶は時間がたつと錆びて無くなりますがガラスやアルミはそうはいきません。全山に散らばったガラスの破片をかたづけるのは今では不可能です。アメリカ、シアトルの近くに富士山に似たMtレーニアと言う山があります。アメリカ全土から登山者が来るような有名な山です。今から10年ほど前、多くの登山者が登るせいで自然がかなり破壊されたそうです。そこで行政は自然を守るため、山小屋を全敗し、ソーラートイレ付きの避難小屋だけにしてしまいました。登山者も人数制限を設け予約登録制にして山の自然を守ろうとしています。自然を守るか、経済効果を重要視するか、両立は出来ません。富士山の頂上に登った、あるアメリカ人が嘆いていた事があります。頂上に着き記念写真を撮って帰宅し、自宅でこの頂上での写真を見てビックリしたそうです。富士山の頂上近くで自分が写っているすぐ後ろに清涼飲料水の自動販売機が一緒に写っていたのです。3770mの日本一高く、世界でも有名な富士山の頂上にです。このときほど日本人の文化の無さを思い知らされた事は無かったそうです。富士山と言わず日本の山は山小屋が多すぎます。Mtレーニアの例にならって、大事な自然を永久に残すことを真剣に考えたらどうでしょう。そうすれば世界自然遺産にも文句なしに登録されるでしょう。 善二郎
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