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最近、テレビを見ていて気づいたのですがコマーシャルつまりCM が非常に詰まらなくなったことです。
各企業の広告媒体の変化で、テレビCMに予算が取れなくなって、安上がりな広告を作っているので急に詰まらなくなったのだと、最近まで思っていました。一昔前のCMには一目でお金がかかっているなあと思われる物が意外と有りました。しかし最近のは薄べったく、頭にほとんど残らないような一言”つまらない”物ばっかりです。世の中にインターネットなどのブロードバンドが発達するとテレビばかりに傾倒すること自体、無理なのは分かっています。しかしテレビの視聴者にしてみれば、テレビを見ることはその場に釘付けになっている状態な訳です。この大事な時間を余りにもおろそかな宣伝を見ることで、費やしている人間の身になってみて下さい。CMを作る方もスポンサーももう少し考えていただきたい。作るからには視聴者に喜ばれ、購買意欲をかり立てる物を作る義務があると思います。
そもそも、CMを入れるのは、スポンサー企業の商品を買ってもらいたい意図が有るはずです。最近の特徴として、直接的な表現で商品をアピールしている物が多くなりました。広告の伝達方法には2種類有ります。一つは直接法。もう一つは間接法。直接法は単純に商品の良さを反復して訴える方法。間接法はイメージ広告と言われ、商品の事はなるべく隠して、視聴者に夢を与えて商品の購買意欲をかり立てる物です。最近の広告の主たる物の中に、エステ、ダイエットを含む美容、健康増進の食品や薬、入院や地震被害等を補填する保険、それと通信販売のCMが圧倒的に多くなっています。これらのCMの多くは直接法をとっている関係で夢のないCMが多くなっているのだと、最近になってやっと分かりました。長者番付にもこれらの会社の人がよく出てきます。勢いは有ります。しかしこれらの会社の共通していることは、人々に恐怖観念を植え付けてそのようにならないためにはこの商品をお求め下さい。とか いかにも当社の商品は安く品質も良いので是非、お求め下さいを連呼するCMばかりです。例えば、入院したら毎日このくらいの費用がかかりますがあなたは大丈夫ですか?とか階段を下りるときに膝が痛いのを我慢していると将来歩けなくなります。今のうちに治療しましょう。スタイルの良い俳優を使って、今の貴方もここに入会してトレーニングすれば勝ち組になります。等々。このようにあまりにも直接的すぎる表現でCMを作っています。アメリカの宣伝と日本の宣伝を比較するとアメリカの宣伝はあまりにも直接的で日本の宣伝の方が良いと思っていた人が少し前まではかなりいたはずです。しかし今では全く同じ土俵の中にいます。テレビ自体も詰まらなくなっているのも事実です。あるところで、読売テレビのディレクターと話す機会が有りました。そこで私は最近では子供とテレビチャンネルの奪い合いでのトラブルは殆ど有りません。何故かと言うと、子供がテレビを見ている時に私が勝手にチャンネルを変えても、子供たちは怒ってきませんし、私が見ているときに子供が勝手にチャンネルを変えても私も怒りません。我が家にテレビが何台もあるわけでは無いのにです。つまり本当に真剣になって見たい番組が無くなってしまったからです。このように言うとそのディレクターも真顔になってそれを認めていました。今後高齢化が進みテレビの需要はまだしばらくは続くはずです。液晶、プラズマ、SED等、夢の最新技術が次から次と現実化しています。しかし内容が夢からどんどん遠ざかっていきます。このギャップをテレビに携わっている人々はどのように感じているのでしょう。かのディレクターも非常に悩んでいました。とりあえず、私はもっと夢のある宣伝を一杯見たいものです。皆さんはどう思いますか? 善二郎
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